40年前、初めてその音色に触れてからずっと、 私の心に残り続けていた1980ショパン国際ピアノコンクールアジア人初の優勝者で現在は名教授でもでもあるダン・タイ・ソン。 そんな彼のリサイタルを聴くために、 大阪へ行って来ました🚄
現在はショパン国際ピアノコンクールの審査員を務めたり、有名コンクールの入賞者はほぼダン・タイソンの弟子達と言われるほどらしく、彼に興味を持ちました。
11時過ぎに大阪に着いて、 長女おススメの大丸梅田店のカフェ、HARBSで1人ランチ。 新鮮なサラダ、大好きなペスカトーレ、 そしてチョコバナナタルトにレモンティー。 美味しくてお腹いっぱいで、ここまでは順調だった私。
……が、ここからがドタバタ劇の始まり。
大阪駅から徒歩で向かおうとしたけれど、 後で分かったのだが駅の出口を間違えていたらしく、 道が全く分からなくて。 少し進んでみてタクシーにしようと思ったけれど、 まさかのタクシー乗り場もなくて、 焦りながらとにかく駅へ引き返す。
エスカレーターを猛烈に走って昇り、 環状線に滑り込んで福島駅へ2分で到着。 降りて通常なら徒歩12分のところを、必死の小走りで7分。 ザ・シンフォニーホールに着いて、 初めて使うチケット発券機にハラハラしながら発券。 本当にギリギリの入場。 開演前、トイレが長蛇の列でまた激しく焦りました💦
でも、なんとか5分前に着席。 待ちに待ったダン・タイ・ソンのコンサート。
40年前の記憶とはかなり風貌が変わっていて、 人ってこんなに変わるものなのか……としみじみ。 でも、紡ぎ出される音は余裕と貫禄の円熟した演奏。
彼独自の演奏前のルーティンがあるようで、興味深く見ました。
演奏法もじっと観察してみると、 重心がしっかり腰にあるから、上半身が驚くほど自由に動く。
弾く曲によっては瞬時に足も移動させて、細やかに重心をコントロールしていた。 でも、腕や肩はほとんど動かさない。 もちろん、クネクネもしない。
右手人差し指には白いテープが巻いてあったのが(指を傷めているのかしら?)気になったけれど、 最初から最後まで、本当に、美しい音色だった。
客席は60代70代が中心。 最後のアンコール、2回も演奏をしてくれたけれど、 その時の客席のスタンディングオベーションが面白すぎて笑った😄
ピアニストが出てくると一斉に立ち上がり、 舞台袖に消えるとみんなスーッと座る。 そして拍手が鳴り止まないからピアニストが登場すると、 老人の皆さんがまたスッと立ち上がる……笑笑
こんなの初めて見た😂😆 これって大阪のシニアならではのノリかしら……。 …そういうこと?
名教授の演奏という意味で、一度観ておきたかった。
胸を打つ感動というよりは、 すべてが参考になる、勉強になる演奏。
高音と低音のバランス、あの繊細な弱音の幅の広さ。
フォルテが物質的でなくて、あくまでも心地よい響き。
音楽の歌わせ方はやっぱり超一流。 リズミカルなラヴェルの「道化師の朝の歌」や、 アンコールのドビュッシー「ゴリウォークのケークウォーク」が特に良かったなぁ。
帰りは大阪駅まで徒歩でしっかり道を確認。
意外と近くて、今度は西口からならバッチリ行けそう。
肩掛けショルダーと手持ちのバッグの合計2個持ち、 遮熱の日傘に、たくさん歩けるフラットシューズで行ったから あれだけ走っても大丈夫だった。
日帰りで滞在7時間の大阪。 本当に、素晴らしい学びの1日になりました。
来月もショパコン5位のヴィンセント・オン君のリサイタルを聴きに大阪シンフォニーホールへまた行くから、次は絶対に迷子にならないように……!


















