ヴィンセント・オンピアノリサイタル/大阪ザ・シンフォニーホール

7月16日(木)19時開演 ザ・シンフォニーホール(大阪)

酷暑の中、ヴィンセント・オン ピアノリサイタルへ行って来ました。

倉敷を出発して新大阪に着いた時、大阪の方が暑く感じました。

 

ヴィンセント・オンさんはマレーシア人、2001年生まれ。4才からピアノを始め、2023年からベルリン・ハンス・アイスら―音楽大学にて学んでいる。2025年の第19回ショパン国際ピアノコンクールにおいて、マレーシア人として史上初めて決勝に進出し、入賞(第5位・聴衆賞第2位)を果たした。ショパンコンクールの前の2024年にはロベルト・シューマン国際音楽コンクールで第1位を受賞している。

 

まずは、本当に素晴らしい時間を過ごすことができた、ということを記しておきます。

Shigerukawaiのフルコンサートピアノの音が綺麗だったね、と終演後、会場の方々が話しているのが沢山聞こえてきた。

 

前半はブラームス、ハイドン、バルトーク。

後半は私の大好きなショパン:24の前奏曲でした。

24の前奏曲はハ長調から始まる全調で作曲されており、バラエティーに富んだ24の曲が並び、私にとって何度聴いても飽きない作品。楽しんで聴くことが出来た。しっかりと「聴かせる演奏」でした。

 

コンサートは終盤に向けて客席のボルテージが上がり、アンコールは3曲すべてショパンを聴かせてくれた。ノクターン13番op.48-1ハ長調(Cdur)、エチュードop.25-2ヘ短調(Fmoll)、エチュードop.10-4嬰ハ短調(Cismoll)。

 

アンコールで会場の熱気が最高潮に達しました。やはりヴィンセント・オンはショパンコンクール5位のピアニストである、ということもしっかりと感じた。彼の風貌や立ち居振る舞いが朴訥としていてそれがまた不思議な魅力です。

 

スタンディングオベーションも私の経験上、過去一番多かった。

※スタンディングオベーションとは観客が立ち上がってアーティストに拍手を送ることで、感動や賞賛を最大限に表す行為です。

 

 

曲の構造をしっかりと捉えて立体的に組み立て、カンタービレが美しい演奏でした。

すごくエネルギーをチャージして帰途についた。

 

今回はショパン国際ピアノコンクールの凱旋からやや時間を経たので、ショパンの作品が少なく、もう少しショパンを聴きたかったが、またぜひ聴きたいアーティストです。